こんにちは。本日は、アジアの新興国で最も注目を集めているベトナムの主要100社に一括投資できる「VN100(ベトナム株インデックス)」を紹介します。
この記事では主に3つのポイントをお伝えします。
- VN100は買うべき?
- ベトナム株式市場の直近の相場動向と将来性
- ベトナム投資のリスクと懸念点
最後まで見ていただくと、アジアで最も期待される市場の一つであるベトナムで、どのように資産を増やしていけるのか、具体的な方法が分かります。
結論、「ベトナム株インデックスは中長期で買い」です。
VN100 (ベトナム株インデックス)
総合評価:B+
ベトナム株式市場の成長性と将来性を考慮し、当サイトの厳格な評価基準に基づき、VN100はB+評価とさせていただきます。
その理由を、4つの重要な観点から詳しく説明します。
1️⃣ 将来性:★★★★☆
- 中国からの製造拠点シフトの恩恵を最も受けやすい国
- 人口約1億人の巨大市場が形成されつつある
- 外資規制緩和により海外企業の参入が加速中
- 政府主導のデジタル化推進による成長機会の拡大
2️⃣ 安定性:★★★☆☆
- ベトナムを代表する100社に分散投資が可能
- 政府の経済改革路線が一貫している
- 製造業中心の実体経済に基づく成長
- ただし、新興市場特有の値動きの荒さには注意
3️⃣ 成長期待度:★★★★★
- 年間GDP成長率6-7%を維持
- 製造業の高度化が急速に進展中
- 中間層の拡大による内需市場の成長
- テクノロジー産業の台頭
4️⃣ 地政学的重要性:★★★★☆
- 米中対立の中で存在感を増す
- ASEANの中心的な存在として台頭
- 世界のサプライチェーンで重要な位置づけ
- 先進国との経済連携協定を積極的に締結
VN100 (ベトナム株インデックス)とは?

- 銘柄名:VN100 ETF
- 上場取引所:ホーチミン証券取引所
- ジャンル:新興国株式インデックス
- 推奨:中長期で買い
「ベトナム株に投資したいけれど、どの銘柄を選んだらいいか分からない…」
そんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
VN100は、そんな方にぴったりの投資商品なんです。
このインデックスは、ベトナムを代表する100社の株式に一括で投資できる商品です。
例えば、こんな企業が含まれています。
- Vingroup(不動産・自動車開発最大手)
- Vietcombank(ベトナム最大手銀行)
- FPT Corporation(ITサービス最大手)
- Vietnam Airlines(国営航空会社)
- Vinamilk(乳製品最大手)
つまり、1つの商品を購入するだけで、ベトナム経済の大黒柱とも言える企業群に分散投資ができるんです。
VN100が注目されている理由3選
ベトナム株式市場が世界の投資家から注目を集めている理由を、詳しく見ていきましょう。
1. 製造業のシフト加速
世界の工場が「中国からベトナムへ」と移り始めているのをご存知でしょうか?
実際に以下のような動きが起きています。
- アップルがAirPodsの製造を移管
- サムスンが携帯電話の生産を拡大
- インテルが半導体工場を増設
これにより、輸出額は5年で2倍以上に成長しています。
VN100に含まれる製造業関連企業は、まさにこの恩恵を直接受けているんですね。
2. 若い労働力と高い教育水準
ベトナムの平均年齢は32歳と非常に若く、毎年100万人以上の若者が労働市場に参入しています。
特筆すべきは教育水準の高さです。
- 識字率が95%以上
- 理数系の学力が世界トップクラス
- デジタルスキルの習得に積極的
この質の高い若い労働力が、高付加価値産業への転換を支えています。
3. デジタル経済の急成長
政府が推進する「デジタルトランスフォーメーション計画」により、eコマースやフィンテック市場が急成長しています。
- モバイル決済利用率が前年比60%増
- eコマース市場が年率30%で成長
- IT産業の収益が年率25%で増加
ベトナム株式の市場動向と投資チャンス
過去5年の株価推移

- 2020年:コロナショックで800ポイント台まで下落
- 2021年:史上最高値1,500ポイント台を記録
- 2022年:世界的な株安で1,000ポイント前後まで調整
- 2023年:緩やかな回復基調で1,200ポイント台へ
- 2024年現在:1,300ポイント前後で推移
主要指数との比較(過去5年のリターン)

- VN100:+45%
- S&P500:+90%
- 日経225:+65%
- 上海総合指数:+16%
ベトナム株の将来性と成長シナリオ
成長が期待できる理由
ベトナム株式市場は、「人口構造」「製造業シフト」「デジタル化」という3つの追い風を受けています。
1. 爆発的な中間層の増加
中間層が年間200万人のペースで増加しています。
これは日本の高度経済成長期に匹敵する勢いです。
実際、ホーチミン市では高級ショッピングモールが次々とオープンし、高級車の販売台数も過去5年で3倍に増加。
消費市場としての存在感が急速に高まっています。
2. 記録的な海外からの投資
2023年の外国直接投資額は過去最高の400億ドルを記録。
特に注目すべきは投資の質の変化です。従来の縫製業や履物産業中心から、電気自動車や半導体など高付加価値産業への投資が増加しています。
アップルやインテルといった世界的企業がベトナムを重要な生産拠点として選択しているのです。
3. 急ピッチで進むインフラ整備
2025年までに総額1,000億ドル規模のインフラ投資が計画されています。
具体的には、
- ハノイ・ホーチミンの地下鉄網整備
- 南北高速道路の全線開通
- 新規空港建設と既存空港の拡張
- 5G通信網の全国整備
など急ピッチでインフラが整備されています。
ベトナム政府の今後の展開予定
2025年に向けた政府のデジタル経済計画「Made in Vietnam 4.0」には具体的な数値目標が示されています。
デジタル経済の拡大
現在GDP比15%のデジタル経済を25%まで引き上げる計画です。
既に進行中の内容としては
- 電子決済の利用率が前年比80%増
- オンラインショッピングの普及率が60%を突破
- デジタルバンキングの利用者が3,000万人を突破
などデジタル化が急速に進んでいます。
製造業の高度化
単なる組立工場から、研究開発も行う総合的な生産拠点への転換を推進しています:
- サムスンがR&Dセンターを新設(投資額2億ドル)
- LGが電気自動車部品の生産拠点を建設
- 地場企業VinFastが電気自動車の米国輸出を開始
ベトナム株投資で気をつけたいポイント
リスク1:政治的リスク
一党支配体制による意思決定の不透明性は最大の懸念材料です。
近年の具体例としては、
- 2021年の不動産開発規制の突然の強化
- 国営企業の民営化計画の度重なる延期
- 外資規制の予告なき変更
など政治による変動リスクはあります。
リスク2:為替リスク
ベトナムドンは年率2-3%程度で緩やかな下落傾向にあります。
これは経済発展段階では一般的な現象ですが、
- インフレ率が年率4-5%で推移
- 外貨準備高が近隣国と比べて少ない
- 米ドル連動性が強く、米金利に影響されやすい
投資家としてはこれらの点に注意が必要です。
リスク3:市場の未成熟さ
新興市場特有の課題が残されています。
1. 限定的な市場流動性
時価総額上位10社で取引の70%を占め、中小型株は売買が極めて困難です。
外国人投資家の売買制限もあり、大量の売買には時間がかかる可能性があります。
2. 不十分な情報開示
四半期決算の発表が遅い、英語での開示が限られるなど、投資判断に必要な情報へのアクセスに課題があります。
3. 値動きの不安定さ
個人投資家の比率が80%と高く、センチメントに左右されやすい市場です。
2021年には年初から年末にかけて、+50%から-30%まで大きく変動しました。
VN100 (ベトナム株インデックス)まとめ
VN100は、アジアの新興国で最も期待される市場の一つであるベトナムへの投資機会を提供する商品です。
中長期的な視点で見れば、製造業のシフトや若い人口構成による成長要因が、リスクを上回る可能性が高いと考えています。
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